ゾーンに入るための脳のメカニズム

こんにちは!rio@メンタルトレーナーです!

~自己紹介~

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☆バスケ歴 11年

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今回は、どうすればフローやゾーンに入ることが出来るのか、集中を阻害している要因は何なのか。

そして、ゾーンに入ったとき、何が起きるのか、脳のメカニズムについて解説していきます。

 

 

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1.ゾーンに入るための脳のメカニズム

①集中のメカニズム

スポーツドクターの辻秀一氏は、「ゾーンは、脳の認知機能ライフスキル機能のバランスが整った状態のときにやって来る」と言います。

 

認知機能とは、動物として外敵から身を守るために外の環境に敏感になるための能力。

集中するためには「何をするのか」が明確になっている必要があるので、外側に意識を向け、外部の状況や出来事を判断することは大切ですが、人は、この認知機能が進化し過ぎたため、五感からの刺激に過敏になり、周囲が気になり、気が散って集中状態を作り出すことが難しくなっています。

 

ライフスキル機能は、「どうやって」という心の状態を決定する脳機能で心の内側に向けた脳の働き。心をフロー状態にしてくれるのは、この機能です。

多くの人は、認知機能は発達しているが、ライフスキル脳、つまり、内側に向けた意識の使い方がうまくないため、なかなか集中することができません。

意識的にライフスキル脳を使うことで、両方の脳機能のバランスが良くなり、ゾーンに入ることも可能になります。

前回のブログでお伝えしてきた方法は、全て、この2つの機能のバランスを整えるためのものです。

前回のブログはこちら

riio03.hatenablog.com

 

②集中を阻害する要因

気が散って集中できない状態はノンフローと呼ばれます。

これは、「揺らぎ」と「とらわれ」の状態です。

「揺らぎ」とは、イライラや不安、面倒くさいなど、様々なマイナス感情で心が不安定な状態のことで、「とらわれ」とは、過去の出来事によって作られた、思い込みに支配された状態のことです。

私たちの脳は、他人やその場の環境、様々な出来事に対して、色々な意味付けを勝手に行う習性があります。

 

例えば、チームメイトの練習態度や天候などによって、「揺らぎ」や「とらわれ」が生まれ、イライラし、気が散ります。

しかし、それらに意味付けをしているのは、自分自身であって、本来、それぞれの出来事には、特別な意味はありません。

天候が悪いことに気が滅入るという意味など、本当はないのです。

 

このような、自分でコントロールできない要因によって、心の状態を決められていては、いつまでたっても集中状態やゾーンに入ることはできません。

まずは、そのことに気づき、ライフスキル脳を働かせ、意識を外側の出来事から切り離し、内側に向ける訓練をすることです。

そうすれば、自分の心を自分で決めることができるようになり、フロー状態に入れます。

 

③ゾーンに入った時の脳の現象

心がフロー状態からゾーンに入るという現象には、βエンドルフィンという脳内ホルモンが影響していると言われています。

人間の脳の前頭葉には、A10と呼ばれる神経があり、大きな試合などで過度に緊張したときや強烈なプレッシャーを受けたときに、アドレナリンを放出し、戦闘態勢に入ります。

そして、さらに興奮すると、それを鎮めるために、βエンドルフィンという覚醒物質が放出されます。

これは、モルヒネの6.5倍の鎮痛作用があるといわれる物質で、痛みを快感に変えてくれて、これが放出されたときが、ゾーンに入った状態と言われています。

βエンドルフィンというのは、身体のリミッターを外して、ある一つのことにだけ集中させて、いつも以上の力が出せる状態にします。

そして、このとき、時間が止まったかのような時間感覚の歪みを覚えるのも、研ぎ澄まされた感覚や恍惚感、多幸感を抱くのもこの物質が影響しているためです。

 

前回のブログで紹介した、「短い時間の期限を決める」という方法は、脳にプレッシャーを与えて、脳の回転数を極限までアップすることで、βエンドルフィンを放出させて、ゾーンへと導くメソッドです。

前回のブログはこちら

riio03.hatenablog.com

 

 

次回は、ゾーンに入るための4つの習慣とコミュニケーション術について解説しているのでそちらのブログもぜひ読んでいただけると嬉しいです!

riio03.hatenablog.com

 

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